まんげ~こらむ。

マンガやゲームのレビューです。うんこをしながら読むのにピッタリの読み物に仕上がっております。

廃用身【前編】 byカズオ

廃用身 (幻冬舎文庫)廃用身 (幻冬舎文庫)
(2005/04)
久坂部 羊

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【前編】

漫画とゲームのレビューなのに、それを差し置いて小説のレビューを書きたいと思います。
だって今、書かないと忘れちゃうんだもん(´・ω・`)

さて、どんなストーリーかを説明しますよ。
もちろんネタバレ満載でいきますw


漆原医師は、今後の老人医療を危惧している。

『これからドンドン増え続ける老人たち。それを介護する医療には限界がある。何とかならないものだろうか?』
漆原医師はそんな考えを抱いていた。


ある日、脳梗塞で左手と両足がまったく動かない老人(岩上さん)がデイケアにやってきた。
岩上さんはリハビリに熱心であったが麻痺した左手と両足は治る見込みは無かった。(そういう手足のことを廃用身という)
それどころか、動かない手足には冷感と痛みがあり、毎日のように不快感に悩まされていた。
その上に軽度の痴呆があり、踏んだり蹴ったりな状態であった。

しかも岩上さんは介護の負担が大きいため家族から虐待を受けていた。
オムツもロクに取り替えてもらえない、ひとりでは寝返りも出来ないので身体には床ズレがたくさん出来ていた。
だから、リハビリも余計に熱心に頑張っていた。

デイケアでリハビリを受けている時、ベッドから車椅子に移る際、看護師さんに『申し訳ない。ワシの身体が重いから腰も痛くなるだろうに。申し訳ない。』

岩上さんは何度も看護師に謝っていた。

漆原医師は、その光景をみて閃いた!

どうせ麻痺して使えない手足なら切断してしまおう!
そしたら身体が軽くなるから介護も楽になる。


漆原医師は岩上さんを説得し、左手と両足を切断する手術を行なった。

そうして胴体に頭と右手がくっついた、不気味な老人は誕生したのであった。


手術の経過は良く。
岩上さんは看護婦さんの手を借りなくても、自分の右手だけで車椅子によじ登ることが出来るようになった。
それどころではなく、岩上さんの痴呆まで改善され始めたのである。
3本の手足を切り落としたことによって脳血流量が2.5倍になった為だと漆原医師は考えた。

『この治療は画期的なものになる!!』

漆原医師はそう確信した。

漆原医師は、この切断療法を切断の英訳、アピュレーションの頭文字を取って

Aケア

と名付けた。



漆原医師は、動かなくなった廃用身を次々と切り落とした。

12人中12人が痴呆が改善したり、介護が楽になったり、床ずれが治ったりと、良い効果が見られた。
漆原医師は満足していた。

『Aケアは老人医療にとって無くてはならないものになる!』

そう考えた。


そして13人目のAケアの患者。
究極のAケアと言っても過言ではない患者だった。
両手両足が廃用身・・・

流石の漆原医師も身の毛が弥立った。
そんな事をして人道的に許されるのか?これは治療と呼べるのか?
人間を達磨にすることなど・・・。

13人目の患者には意識はなかった。
手術を希望したのは患者の奥さんだった。
『もう一度、主人と話がしたい・・・』
切実な思いであった。

その思いを聞いて漆原医師は手術することを決意する。




後編につづく。
[ 2009/05/10 00:00 ] 小説 | TB(0) | CM(2)

廃用身【後編】 byカズオ

廃用身 (幻冬舎文庫)廃用身 (幻冬舎文庫)
(2005/04)
久坂部 羊

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【後編】

究極のAケアは無事に成功した。

13人目の患者は達磨になった。

その姿を見た奥さんは驚愕した。

『私はこんな事を望んでいない・・・』

そんな事を言い出した。


漆原医師は驚いた。
『術前にちゃんと説明しましたよね?』

奥さんは
『だって主人はこんな事を望んでいるはずがないわ!!』

漆原医師はAケアで初めての挫折を味わった。


悪い事は連続して起こるものである。

1人目のAケア治療者の岩上さんが、家族を殺害し、その後、自殺した。という知らせを受ける。

岩上さんの家族からの虐待は収まる事はなく、身軽になった岩上さんは仕返しに息子と妻を殺害したということだった。


その後、漆原医師はマスコミから激しいバッシングを受ける。

《非道!!手足を切断医師!!!》
《ダルマ上等!!悪魔の所業!!!》
《廃用身?そんなの切れ!切れ!》

ヒドイ言われ様だ。

漆原医師は老人のためにやったのだ。
13人中12人に良い効果が現れている。
それなのに氷山の一角だけをみてマスコミは騒ぎ立てる。

漆原の病院には手足の無い奇妙な老人が出入りしている。

漆原医師はAケアの有用性を訴えたが、世論には響かなかった。


そして漆原医師は・・・



自殺します。


電車に首を轢断されて、遺書にはこう残されます。



『ぼくの  あたまは   廃用身』





漆原医師は良い事をしようとしたのに・・・




この本を編集した担当は、漆原医師の身の潔白を晴らしたくなりました。

そして漆原医師の身辺や家族からも漆原医師の誠実性記事にするために奔走します。


この辺の内容長いので割愛します。



最期に編集担当が行き着いたのは

漆原医師の院長室でした。



そこには、ホルマリンに付けられた廃用身が、コレクションのように美しく並べられていましたとさ。










かなりグロテスクな小説でしたわw

まぁおもしろかったけどね!w


評価はA

[ 2009/05/11 00:00 ] 小説 | TB(0) | CM(2)

ノルウェイの森  byメガヌェ

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
(2004/09/15)
村上 春樹

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映画化されるから書くよw
ほんとはカフカから書こうかと思ったけど、長くてめんどいし、主人公視点の話はあんまり覚えてないからまたにするよ。

タイトルはビートルズの歌で、物語の始まりは海外に旅行に向かう飛行機のなかでこの歌を聴いた主人公が昔を思い出す。ってところからはじまります。

主人公トオルは、親友のキズキの彼女ナオコを好きになるが、この3人の関係を崩したくないから黙っていた。ある日キズキは自宅で自殺してしまう。ナオコに思いを告げぬまま、トオルは東京の大学へ進学し、地元から離れてしまう。

時が流れ、東京で再会した二人は付き合うようになるが、ナオコは精神病を発症し、遠い施設へ行ってしまった。

連絡先もわからないトオルの前に緑という女性があらわれる。
彼女は大学で同じ講義を受けている活発な女性で、ナオコとは反対の性格だった。
彼女に微妙に惹かれるトオルのところにナオコから手紙が届く。
トオルは、ナオコに会うために施設へと向かった。
何度か施設を訪れ、ナオコの病気と向き合おうとするトオル。また、施設でのナオコの理解者レイコさんの協力もあって、病気は快方に向かっていた。

はずだった。

はい、何人か登場人物省いてますけどこんな流れです。
ところどころ違うかもだけど勘弁してくれw

最後はまあ、解釈はは読み手に任せるみたいな感じなのが村上春樹は多いので、読んだ人によって感想は違うと思います。

俺は主人公は選んだつもりが結局なにも選べてなかった。みたいな感じかなと。
映画はどうなるのか楽しみですね。

まあ、読みやすい部類だとは思うので興味があれば、映画を見る前に読むのもいいんじゃないんでしょうか?

カフカは長いから、あんまりお勧めできないけど、村上春樹に興味があったら”世界の終わりとハードボイルドワンダーランド”とか、”スプートニクの恋人”とか”風の歌をきけ”あたりを読めばなんとなく感じがわかるとおもいます。微妙にライトノベル的で読みやすいとはおもいます。

評価はA  
[ 2009/06/24 00:00 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

外国人参政権で日本がなくなる日  byカズオ 

“外国人参政権”で日本がなくなる日 (別冊宝島 ノンフィクション) (別冊宝島  ノンフィクション)“外国人参政権”で日本がなくなる日 (別冊宝島 ノンフィクション) (別冊宝島 ノンフィクション)
(2010/03/05)
不明

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今の会社を辞める時は、社長が大事にしている植木の土を全部掘り返して、代わりにマヨネーズを敷き詰めてやろうと思っています!

サラリーマンを舐めんな!!!


こんばんわ!カズオです(・∀・)


最近、俺の事をバカだと思ってる読者が急増しているみたいなので、少しマジメな本の紹介でもしてみます。

感想文を書こうと思ったのだが、この問題は正直俺には分からん(・∀・)

ので、最期は読者に対して、問いかけ形式で考えて行こうと思う。



この【外国人参政権で日本がなくなる日】って本の中身は結構小難しいことを書いてる。

それをカズオ的にリーゲーのレベルまでドロドロにして紹介しようと思うんだな。リーゲー=下痢


そもそも参政権ってのは、

選挙権と被選挙権ってのがある。


選挙権=投票する権利

被選挙権=立候補する権利


って意味だね。


なんか中学の時に習った気もするね?(・∀・)


この参政権を永住している外国人にも与えてやってもいいんじゃないか?

って政治家がドヤサドヤサ言ってるのよ。だからこんな本がコンビニに置かれていたのだ。



文中に面白い例題が出ていたので紹介しよう。



東京から南に数十キロ離れた所に『青ヶ島』という島がある。

島民は173人でも、れっきとした東京都民である。


この島で外国人参政権を認められたら・・・・というケーススタディの話だ。


簡単に想像ができるよね。


在日中国人をたった174人、移民させるだけで、青ヶ島の村長を中国人にすることが可能なのだ。


このケーススタディでは、その後のプランも描かれている。


中国人村長誕生。

青ヶ島に大規模な老人ホームを建設。

中国の老人を大量に移民させる。

次期選挙戦も中国人確定。

中国との貿易を盛んに行う。

青ヶ島の周辺を埋め立て、プラント工場を建設、中国の労働力を収集。

更に中国との貿易が栄える。

青ヶ島は潤う。

青ヶ島は日本の助けがなくとも自治区として活動が出来るようになる。

青ヶ島独立宣言!!

中華人民青ヶ島共和国となる。

青ヶ島が独立国家になった為、青ヶ島周辺で獲れていた魚介類が獲れなくなる。

青ヶ島の空域に戦闘機が飛ばせない為、アメリカ軍事基地⇔沖縄軍事基地との連絡に支障。

困る日本国。

しかし一度与えてしまった権利を『都合が悪くなったから』という理由で剥奪することはできない。

調子付いた中国人は、第2、第3の青ヶ島を沖縄、北海道、四国で独立宣言。

アメリカは日本軍事基地に戦闘機を飛ばせなくなる。

日米安保条約に亀裂。

アメリカの後ろ盾を失った日本など、念能力が使えないゴン然りw

日本占領・・・

中華人民日本共和国の誕生だ(・∀・)わはははははhwwww



という内容のケーススタディだった。


話はこんなに単純なものではないのだが、現実味は帯びている。


独立宣言に必要なのは、


領土・国民・政治


この3つであり、数ヶ国からの承認が得られれば独立国家として立国が可能である。

中国の全面的バックアップが期待できるので、アジア諸国はこぞって承認してくれるであろう。




そこで疑問になるのは、実際の島民(青ヶ島の先住民173名)の暮らしの変化である。


文中にはこう書かれている。

1『今までは家に鍵など掛けずに出かけていたが、今では全室に鍵を掛けるのが当たり前になった。』

2『昼間から酒を飲み、村で暴れる輩が増えた。』

3『村の中がゴミだらけだ!』



1つずつ、説明しよう。

1、中国人に限らず、アジア諸国では窃盗は一つの文化だと言っても過言ではない。
  取る方が悪いのではない!取られる方がマヌケなのだ。

2、実際、アジア諸国には酒を飲んでフラフラしている輩が日本の何倍も居る。

3、アジア圏の人間には『美観』という意識が乏しい。
  日本人が異常に『美観』に比重を置いているだけかもしれないが、
  それでも、日本人とは相成れないだろう。


このように、青ヶ島の先住民は非常に迷惑しているようである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↑ここまでが、文中に書かれていたお話。


コレを読んで俺の正直な感想は、


コレは悪いことなのか?良いことなのか?

という事である。


治安が悪くなるのイタダケナイが、『グローバル化が急速に進んだだけ』と捉えることも出来るだろうに。


中国人がたくさん来日することにより、

日本の過疎村では嫁不足が解消されたり、

田舎の余った土地で農業を行い、日本の食料自給率を向上が狙えたり、

老人介護の為の介護職員を育成したり、

働き手が増えるのだから当然、納税の面でも有利になるのではないかと思う。


外国人参政権は、外国人が来日できる敷居を下げることに繋がり、
日本の未来は明るくなるのかもしれないとも思ったりする。


元々はアメリカ合衆国だって、ヨーロッパ人とアフリカ人が混ざり合った種族ですしね。

最初は差別だの、人権だのの問題が浮き上がるだろうが、んなもん100年もすれば全部解消する。


朋友の虫さんも言ってたが、日本の借金は増える一方、還せる見込みは今の所ありません。

俺は、『借金が返せなくなったら借金のカタとして日本をアメリカに買い取って貰えばいい』

と口癖のように言っていました(・∀・)←言いすぎw

どうやら、中国に売ってしまうおつもりのようですね!

傾いたアメリカより、バブル絶頂の中国ってことでしょう。

中国のバブルがいつまで続くか分からんし、今、売らずにいつ売るのよ!って思惑があるのかもしれません。



ここのコメラーであるDELIは学生の頃、『そんなことより農業をしろ!』が口癖でしたね。
担い手は中国人ですが、彼の願望も叶うことでしょうw




俺の感想では、外国人参政権について肯定的な感想を述べてみた。

この本では9割くらい反対目線の内容だったから、メリットもあるよって意味も込めて。

反対意見も理解できるが、俺は肯定的な方にメリットがあるように思えてならない。

俺が今の日本に、魅力を感じていないからかもしれないが、肯定的な意見の人も多いはずだ。



今、日本には60万人の永住権を取得している中国人が住んでいる。

もし、外国人参政権が認められた場合、

人口ワースト1位の鳥取県(60万人)は翌年には中国人知事が誕生しているかもしれない。。。

鳥取県に入るにはパスポートが必要です(・∀・)とかなっちゃうかもね~w


そうなると鳥取県だけで4号機復活とかもありえるのかwww

悪い方面では、鳥取県だけ大麻の使用が可能とかもありえるのかwwwwww




今回言いたいのは、
ガンダムファンを召集したら、日本国内でジオン公国も造れそうだなってことなんだけどなwww

長くなっちまった(・∀・)


☆おしまい☆
[ 2010/05/18 00:00 ] 小説 | TB(0) | CM(6)

原油を知らない子供たち

こんばんわ!カズオです(・∀・)

このブログはふざけたテキトーな感じでやっていきたいのに、マジメな話の方がコメントが多いという、

俺の意に反した状態になっているのであるwww

そこで、今日もマジメ記事www

コメントはなるべくしなさい!(・∀・)反響がないとつまらんw



俺が買い集めているオーストラリアドルについて調べていた。
(今日は投資の話じゃないよw)

先日、俺の担当患者が、
オーストラリアドルは原油高騰と密接な関係がある!とかそういう事を言っていた。


そして、俺はふと思った(・∀・)


俺が、小学生の頃に、『後30年で石油がなくなる』とか学校の先生が言ってたのを思い出した。

それから15年くらい経ってる訳だが、一向に原油がなくなりそうな話が過熱してない。

んで調べてみた。


俺の調べたサイトでは2037年くらいで原油の底が見えだす感じになるそうである。


そこに面白い仮想小説が載っていたので、まるまる転載してみようと思うw

10分くらいで読めるので読んでみてちょw




【石油を知らない子供たち】

2075年某日、朝6時半、私はいつもの牛乳配達の音で目を覚ます。私は2030年生まれ、今年で45歳になるサラリーマン。子供の頃、世の中にはモノがあふれかえり、何不自由なく育った。が、2050年を境に環境は一変した。石油の生産量が激減し、安定した石油供給ルートを持っていなかった日本は、石油製品のほとんどを満足に生産できなくなってしまったのである。

配達されてきたビン入りの牛乳を飲み、トーストとバターだけの簡単な朝食をとりながら新聞に目を通す。インクが満足に生産できなくなったため、きちんと印刷されているのは一面と主要記事の見出しだけ、あとはあぶり出しで興味のある記事だけを読む。ちなみに今日の一面は「ガソリン価格、ついに1リットル15万円に」と「木製携帯電話を発売開始・NTTドコモ」だった。プラスチックの生産がほぼストップして以来、携帯電話の本体はセラミックで作られていたが、「落とすと砕ける」などの苦情が相次いだため、ついに木製に切り替えることにしたらしい。先日、店頭で見本品を手に取ってみたが、特に最高級機種であるP555i・ヒノキは香りも良く、私も買い換えようかと考えている。 欠点といえば充電中は仏壇に置いてある位牌のように見えて仕方のないことくらいか。

歯磨き粉が高級品になってしまったため、豚毛ブラシと塩で歯を磨く。ウール100%のスーツに着替え 、牛革100%の靴を履き、妻と小学5年生になる息子に見送られて家を出る。ちなみに化学繊維を利用した服飾品は外資系の一部の量販店でしか手に入らなくなってしまった。

快晴の、気持ちの良い朝だが、風が少し強く、アスファルトで舗装されなくなって久しい道からは土ぼこりが絶えず舞い上がっている。 現在の日本では、道路で車を見かけることはほとんど無い。政府要人もしくは会社役員などが高級輸入車を使っているが、ガソリン価格が急騰したこと、タイヤが国内で生産できなくなったことから、車は一般庶民の手の届かないところへいってしまった。

私は駅まで歩ける範囲に住んでいるが、自転車がタイヤの品不足によって高級品となってしまったため、駅まで距離のある人たちは馬で通勤するご時世となった。駅からは自転車置き場は撤去され、代わりに馬舎が敷設されている。馬は排気ガスを出さないため、都市部の空気は30年前に比べて格段にきれいになった。その代わり、駅の周りは馬糞だらけである。舗装されていない道とあいまって、雨の日の駅は修羅場と化す。ちなみに最近の父親は子供に対して、ドライブに行こうか、ではなく遠乗りに行こうかというのが一般的である。

車が庶民のための移動手段では無くなったことから、電車網は以前よりも格段に便利になった。その代わり、慢性的なエネルギー不足から電力の供給も不安定で、停電によって電車が止まったりということがよくある。基本的に車内はエアコン無しで、エアコン付きの車両に乗るためには2割ほど多く乗車賃を払う必要がある。

会社に着き、私はパソコンを立ち上げる。政府は生産量が激減したプラスチックの重点投入品目としてパソコンだけは国内生産が続けられているが、オフィスで使っているパソコンのほとんどは今や世界の電気製品の95%を生産する中国製である。紙やペン、消しゴムといった文房具は姿を消し、資料は各自の持つ携帯端末に転送することで回覧・持ち運びが出来るようになった。

私が勤務しているのは製薬会社である。製薬業界も、石油の枯渇による影響を直接被った業界のひとつであろう。化学薬品の慢性的な品不足により、昨今では医薬品のほとんどが漢方薬かその他の薬草類である。漢方薬は中国からの輸入に頼っているが、薬草類は国内生産量が増えてきている。薬品の生産過程は畑での薬草栽培から始まることとなった。しかしながら、化学肥料や農薬が全く手に入らないため、生産量はお天道さんまかせである。製薬会社の株価も特許ではなく台風情報によって上下する時代である。

産業全体で見れば、私の会社に勤める現場(薬草畑)労働者を含め、直接的・間接的に農業・林業・水産業に従事する労働人口の割合が90%を超えた。製造業がほぼ全滅したこと、食料の長期保存が合成保存料の不足によって出来なくなり、消費地近郊で生産せざるを得なくなったこと、などが理由としてあげられる。

ただ、化学薬品の減少と農業従事者の増加は意外な副産物をもたらした。日本人は健康になったのである。医薬品だけでなく、着色料・保存料など、人体に摂取される化学物質が激減したことから、恒常的に薬を飲む必要もなくなり、平均寿命も延びたというのは皮肉な結果であるといえるだろう。また、サラリーマン生活から解放され、自然の中で農業を営むことでストレスも無くなり、家族の団らんも持ちやすくなったことから、21世紀初頭に社会問題となったといわれる少年犯罪も、今や畑泥棒くらいなものである。

会社からの帰り道、私は妻・息子と連れだって近くのスーパーに買い物に行くのが日課となっている。といっても、大型のスーパーマーケットはすっかり姿を消し、スーパーの内部は昔ながらの市場といった風情である。合成保存料と輸送手段(自動車)の減少は大型スーパーマーケットの存立基盤であった「大量入荷・大量販売」というビジネスモデルを根本から覆したのである。

ビニール、発泡スチロール、ラップといった包装材が姿を消したことから、買い物には食器と鍋釜、調味料用のビンを持って出かける。買ったものをその中に入れて持ち帰るためである。肉も魚も、パック詰めのものは全くなく、山積みにされた陳列棚から持っていった食器の中へ直接入れてもらう。一昔前までは、真空パックされた味噌、瓶詰めの醤油、バター・チーズなどを買っておけば、それが冷蔵庫の中で腐ってしまうということはほとんど無かった。それが今では腐る前に食べられる量しか買い置きがきかない。インスタント食品も保存料が使えなくなってからは次第に姿を消し、今ではインスタント食品といえば缶詰になっている。ペットボトルが無くなったため、ミネラルウォーターの容器もガラスビンとなり、重い。そんなこんなで食事の支度に伴う苦労は大きくなったが、30年前に比べ、主婦の料理の腕が上がったこと、子供の栄養状態が良くなったことはケガの功名というべきか。

いつものように、家族で食卓を囲み、息子が今日学校であったことなどを話し始める。今日、「自分のなりたい職業」という題で作文を書くという宿題が出たという。この時世、子供にこういうことを尋ねるのは酷ではないかと思うが、試みに何になりたいのか聞いてみた。

「僕、将来は中国に留学に行ってエンジニアになりたいんだ。日本って遅れてるし。」

・・・( ̄□ ̄;)・・・

そういう時代になったかと絶句した。思えば、日本が先進国でいられたのは、海外から絶えず資源が輸入でき、それを加工してモノを有り余るほど持てていたからであった。石油製品はその先進国たる生活の毛細血管に至るまで染み渡り、日本人に「我々は持てる者である」という幻想を抱かせ続けていた。石油を失い、産業を失った日本。20世紀は出遅れたが、21世紀にようやく頭角を現し、一大産業国へと発展した中国。「持たざる国」から「持てる国」へ・・・若い力はいつもチャンスと富を求めている。

「日本も昔は工業とかすごかったんでしょ?でも資源がなければただの島国だよね~。」

・・・そうなのだ。歴史はいつも、後世で語るものから見れば不可解であり、時として愚かなのだ。半世紀後なら小学生ですら分かる単純なことを、先人たちは理解していなかった。理解はしていたかも知れないが、それを解決するすべをついに見つけることが出来なかった。

2075年某日、夕方のニュースで、国連が「ついに地球上の石油は一滴も無くなった」ことを表明した。(完)






どうですか?w

なかなか面白いでしょ?w

2003年くらいに書かれた記事だったので、その頃と比べたら改善策も見られてますね。

『いろはす』に使われているペットボトルは植物から出来ているそうですし、

車は電気で走る時代になりそうです。(タイヤは分からんけどw)




んで今日、言いたいのは、



よくよく調べてみると・・・・




オーストラリアで原油は採れない!!!


って事でしたw

オーストラリアって原油取れるのかと思ってたよ・・・。

アルミとウランが特産物なんだってw


それがどうした?って話でしたね(・∀・)


☆おしまい☆

[ 2010/05/24 00:00 ] 小説 | TB(0) | CM(6)
ステータス

カズオ

Author:カズオ
カズオ
年齢:33
好きなもの:ゲーム、ぱちんこ、麻雀、株、漫画、グルメ、タバコ、コーヒー、特ホ、スケベそうな女、老人介護系のAV、射精に勢いがある男優
嫌いなもの:そら豆、話が面白くない人間、努力してない人間、不当に生活保護受けてる人間

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